スマホの機種変更をするにあたり、LINEの引き継ぎに失敗する可能性はゼロではありません。
万が一、失敗してしまうとすぐに復元を考える人も多いでしょう。
一度引き継ぎに失敗し、データが消えてしまうと、復元は絶望的です
しかし、引き継ぎの途中であれば、まだ対処できる可能性は考えられるでしょう。
今回は、機種変更におけるLINEの引き継ぎでよく起こる失敗を紹介するとともに、万が一に備えた対処法も解説します。
LINEの引き継ぎをする際に失敗をすると、復元ができない可能性が非常に高いです。
中でも、次の二つの状況では、復元はほぼできません。
これらの場合は、LINEのサポートセンターに問い合わせるようにしましょう。
どのような状況だと絶望的なのかを説明します。
アカウントを引き継がないままに、同じ電話番号で新たなアカウントを作成してしまうと、これまでのアカウント登録が削除されてしまいます。
すると、LINEのデータも初期化されるので要注意です。
次のような流れで失敗する可能性が高いので、気をつけましょう。
LINEの登録は、一つの電話番号で一つのアカウントが原則です。
複数のLINEアカウントを、同一の電話番号を使って作成することはできないため注意しましょう。
スマホが故障したり紛失した際に、端末を機種変更をしたり初期化したとしても、LINEアカウントの引き継ぎは問題なくできる可能性が高いでしょう。
ただし、次の状況では自力の引き継ぎが難しくなります。
LINEに登録した電話番号を変更したり、Facebookログインをしたりといった通常以外のやり方で引き継ぎをすると、乗っ取り防止を図るために「二段階認証」をする必要があります。
しかし、紛失や故障によって機種変更をしたり初期化した場合、二段階認証ができない可能性が高く、LINEのデータを引き継げないケースも考えられます。
LINEを引き継ぐにあたって、起こりうる失敗を踏まえて、対処法を解説していきましょう。
パスワードを設定しないままにアカウントを引き継ぐと、次のような画面が表示されます。
そして、パスワード登録を求められるので対応しましょう。
対応方法として次の3つが挙げられます。
旧端末がまだ使える場合、LINEアプリのホーム画面から「歯車アイコン」をタップし、「アカウント引き継ぎ」を開いて、「アカウントを引き継ぐ」をオンにします。
続いて、「パスワード登録」ボタンから任意のパスワードと2回入力すると、パスワード登録が完了です。
新端末で「パスワードを登録」をタップした後に、本人認証を求められた場合、「パスワード設定番号を送信」をタップします。
そうすると、旧端末のLINEトークに6桁の認証番号が届くでしょう。
その番号を、新端末のLINEに入力すれば、パスワード登録画面を進めることができます。
本人認証を求められた際に、旧端末が操作できない場合は、PCやiPadでLINEにログインして設定番号を確認することができます。
その上で、LINE公式から届く6桁の暗証番号をチェックして、新端末に入力すれば対処できるでしょう。
このやり方は、普段からPCやiPadでもLINEを活用していなければできません。
初めてログインする端末からは、旧端末に確認コードを入力しなければログインできない仕組みになっているためです。
いざ機種変更という段階になって、パスワードが思い出せないというのはよくある話です。
その場合は次の2パターンを試してみてください。
事前にメールアドレスを登録していた場合にできる方法です。
その場合は、パスワードを忘れたとしても、新端末から再設定ができます。
パスワードの入力画面で「パスワードを忘れた場合」をタップして、メールアドレスを入力して確認ボタンを押しましょう。
登録してあるメールアドレスに、再設定メールが送付されるので、手順に従って再設定をしてください。
まだ、旧端末を使える場合は、LINEアプリを開いてアプリから再設定をしましょう。
やり方は簡単で、ホーム画面から「歯車アイコン」をタップします。
そして、「アカウント」をタップし「パスワード」から変更することが可能です。
LINEの引き継ぎでは様々な症状が起こりがちです。
慌てることなく、それぞれに対応していけば、引き継ぎ失敗から復旧できる可能性もあるでしょう。
それでも、うまくいかないときはLINEのカスタマーセンターに問い合わせることをおすすめします。
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